どーも根本です。
今回は、Part5.6(短文穴埋め問題)対策の追加記事として、語彙問題対策についてお伝えしていきたいと思います。
語彙問題について
語彙問題というのは、選択肢の品詞が全て同じ(例:4つとも名詞)問題になります。割合としては、Part5.6の問題の約半数となっています。こういった問題は、文章を最初から最後までしっかり読んで、意味を確認した上で該当する選択肢を選択するというやり方で解いているのではないでしょうか。でも、このように全文を読まなくても、品詞問題のように空欄の前後で解けるような場合も存在します。それが今回お伝えする、関係性や相性の良い表現から判断して解く問題です。
例えば、「渋滞だった( )、会議に遅れた。」という文章があった場合、空欄には理由(ので、から)が入りますよね。同様に、英語も相性の良い表現がありますので、語彙問題でも最初から全文を読もうとするのではなく、単語同士の関係性を考えながら解くと時間を短縮することができます。では、実際に解いてみましょう。
例題1:New employees are encouraged to attend the ( ).
選択肢:A.entrance B.meeting C.permission D.statement
まずは、Part5.6の問題を解く際の鉄則である、選択肢の確認をしていきます。すると、選択肢が全て名詞の語彙問題とわかります。ここですぐ最初から文章を読んで正解を選ぼうとするのではなく、空欄の周辺を見て関連する単語がないか判断します。今回の例文では、空欄の2つ前に「attend-出席する」という単語があります。なので、この単語と関係があるのは、Bの「meeting」という判断ができてきます。
例題2:ABC company will( )a retirement party for the president next week.
選択肢:A.operate B.supervise C.display D.hold
今回は、選択肢が全て動詞になっていて、語彙問題とわかります。そして、単語の意味を考慮した上で空欄の前後を確認していくと、空欄の後ろには「party」という単語が発見できます。この単語と関係性が強いのは、Dの「hold」ですので、文章を全て読まなくても解けてしまいます。
語彙問題対策について
TOEIC全般的に言えることではありますが、今回の関係性や単語同士の相性を考えて解く問題もやはり慣れが必要になってきます。こういった問題は、Part5.6の問題を解いていくことでも鍛えていくこともできますが、リスニングやPart7で使われる表現もヒントになる場合がありますので、日頃から単語の相性、組み合わせも意識しながら問題を解いていきましょう。
また、単語同士の相性で自信を持って正解の選択肢が選べれば良いですが、そうでない場合は、最後に文章を読んで意味も確認する必要がありますので、日頃問題を解く際は、そういった確認もしていくと良いのではないかと思います。冒頭でもお伝えした通り、Part5.6での語彙問題の割合は約半数ですので、今回やった対策で時間を短縮できる問題は確実に短縮できるようにしていきましょう。