前回は400点以下の人は中学英語の復習をすべきとお話しましたね。
いずれによ、今回の説明は中学までの基礎は出来ているという前提でお話させていただきます。
41%と21% TOEICにおいてはどちらが正解か?
さあ基礎は身について次はTOEIC対策に入っていくわけですが、ここで多くのTOEIC学習者はミスを犯します。そうです、前にも言いましたがリーディングを中心に攻略しようとしてしまうんですね。
ここで見ていただきたいものがあります。
第207回TOEIC公開テストのスコア分布です。
左のスコアというのは、LR合計ではなくL495点とR495点のうちそれぞれ何点かということです。
そしてLRそれぞれ245以上の人はLで約80.3%でRが55.4%、345以上だとLが41.5%でRが21.5%となっています。
この数字から、TOEICではリスニングから攻略するのが有利だということがあらためてわかります。同じ345点でもLでは40%もいるのに、Rでは半分の20%しかいません。
普通に考えれば上位40%と20%どちらが入るのが難しいは分かりますよね。
そしてTOEIC600点とるためにリスニング中心で考えた場合、Lで40%に入ってしまえばRでは2人に1人に入れば良い計算。逆にリーディング中心だとLは80%で済みますが、リーディングで上位20%に入る必要があります。
そんなに違いがあるのかと思われるかもしれませんが、80%を40%に上げるのと、55%を21%に上げるのでは後者の方が難しいです。少なくとも1.5倍近くの時間がかかるはずです。
なので何が何でもTOEIC600点を早く取りたいならリスニングで350点、リーディングで250点を取るというのが理想的です。
TOEICではリスニングとリーディングの条件は平等ではない
あと当たり前ですが、TOEICってリスニングが先ですよね。
なのでリーディングはリスニングでスタミナを使った後に解かなければなりません。
模試でもテストでもやったことがあれば分かるはずです。リスニングで選択肢を読んで、音声を一生懸命聞いて、解答してやっと終わったと思ったら今度は文字、文字、文字の連続。もう完全に息切れしてる状態で、坂道をこれから上がろうというわけです。条件面でもリーディングが不利というわけですね。
なのでリスニングで350点を取れるよう全力をつくしましょう。
今回は以上です。