去年、釜山の海雲台(ヘウンデ)っていう場所に住んでいました。海沿いにある綺麗な街です。なぜか徒歩距離にあるビーチには人の賑わいがなく、いつも超絶美しい夕陽を独占できていました。GoProのタイムラプスをパニングで回して、GH4の望遠レンズで画角いっぱいに夕陽を収めました。
さて、今から何を食べようか。
サムスンやLGの躍進で韓国の経済状況が改善されたらしいけど、まだまだ物価低いです。マックに行く感覚でレストランに入ることができます。その日も夕陽を眺めた後、午後6時半頃から夕食に有り付くための徘徊をスタートします。プルコギ800円、ピビンバ700円、海鮮クッパ1000円。うーんどれにしよう。
どれ食べたい?
「海鮮クッパ!」うちの奥さんには迷いというものがありません。即断即決ワイフです。彼女に決断を任せるおかげで、我が家の総悩み時間はかなり軽減されていると言えるでしょう。で、注文するわけです。英語で。
なんで韓国で日本人が英語喋るんだよって少し嫌な感じになるんです。確かに潰しが効く言語は、英語くらいでしょう。一回学べば、汎用性高く、色んなシチュエーションで使いまわすことができます。でも、どうして韓国人と日本人が英語で話しているのだろう。
インフォメーションセンターに行けば、必ずEnglishのカウンターがあります。関西空港のJRオフィスには、最近 Chinese and others のカウンターが増設されていましたよ。余談ですけど。どこでも英語が通じるからこそ、米国人の旅行者はものすごい勢いで英語を話すわけです。わからんっちゅーの。もう少しゆっくり話しなさい。僕らは非ネイティブなんだから。
英語くらい通じて当たり前だと思っているあの感覚は本当に腹たちます。(確かに、どこでも通じるんだけどさ)
かくいう僕も大学生の時にそれなりに英語の勉強をしました。留学して、帰国して、考えるわけです。まだ英語の勉強を続けるの?って。すごい馬鹿馬鹿しくなって・・・。僕は勉強するのをやめました。使う予定のない文法や単語を覚えるのは無駄だからやめる。How I met your motherをリスニング学習のために視聴するのをやめる。一応、TOEICの先生をやっているから、教えられる程度の英語力さえあればいい。あとは奥さんとの会話も英語のみなので、日常がスムーズに流れる程度のスピーキングスキルがあればそれでいい。
英語学習をやめた瞬間から莫大な時間が創出されました。その時間でネット集客の勉強をしたらリッチになりました。その時間で世界一周をしたら旅にハマりました。その時間で読書をしたら深く物事を考えられるようになりました。
面白いことに、英語学習をやめてから、一気に英語が好きになりました。How I met your motherを心の底から楽しんで観れるようになりました。
渦中にいる人たちにこの声を届けることはできません。かつてTOEICやTOEFLの勉強をしていた当時の僕に対しても届かないでしょう。でも言いたいので言います。
早く英語学習なんてやめなよ。
日本人なんだから、日本語で本を読み、日本語で会話して、日本語でお金を稼げばいい(内需が9割だぜ)。
やめたくなかったら、もっと気合い入れて勉強して、TOEIC900とれ。TOEFL100とれ。
六本木のアイルランドパブに行って友達を100人作れ。
海外に行け。そして英語なしでは生きれない環境で苦しめ。
英語力を短期間で身につけ、早く英語学習なんてやめちまえ。