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捉える

英文を速読したいなら、不定詞と動名詞を同レベルで捉えるな

2017年8月13日 by 石崎力也

こんにちは。早速ですが、質問です。「英文を速読したいなら、不定詞(to + 動詞)を動名詞(動詞 + ing)を同レベルで捉えるな」って、どういう意味だと思います?「レベル」ってとこが、「は?何やねん、それ」って感じるとこですよね、たぶん。そうですよね、「レベル」をちゃんと整理できている人って、なかなかいないと思います。ぶっちゃけ、「レベル」の話、地味ですからね…。でも、効きます。英文を読むスピードが上がります。けっこう強めに断言できます。「レベル」という概念を知ると、英文速読の肝である、カタマリで捉えるという助けになるからです。なので、巷に溢れている「1日30分、毎日これを聞くだけでOK!」なんて誘惑を振り払って、読み進めてください。

「不定詞と動名詞を同レベルと捉えるな」の意味って?

では、ここから「不定詞と動名詞を同レベルで捉えるな」の意味することを見ていきましょう。僕が。「不定詞と動名詞を同レベルで捉えられるな」と主張したい背景には、それぞれがどのような階層に位置しているのかというのを考えた時に、不釣り合いな対応関係で並べているように感じるからです。ちょっと抽象度が高いですね…。そうですね。よし、食べ物で例えてみましょう。不定詞と動名詞という比較は、りんごとコシヒカリを比較しているようなものです。りんごとコシヒカリって、適切な対応関係ではないですよね?りんごとお米が適切な対応関係ですよね。同じです。不定詞は動名詞と対応させるのは、ズレてるわけです。「じゃあ、何がぴったりな関係になるんでしょうか?」こう感じますよね。その疑問に対する答を図とともにお伝えしますね。

不定詞と何がぴったり対応するのかというと、それは、分詞になります。これが、りんごとお米のような関係になるものです。何故なら、不定詞も分詞も準動詞であるという共通項があるからです。りんごとお米の関係がぴったりなのも、その共通項として食べ物が挙げられるからですね。りんごやお米は、食べ物というグループの中にある小さなグループであるというわけです。さて、サラーッと、準動詞とか分詞とか登場したので、これらももう一度確認しておきましょう。

準動詞は、「ふつう」の動詞と違って、過去形とか主語が単数だとか、そういったことで変化したりしないという特徴をもつ動詞のことです。不定詞は、「to +動詞の原形」だし、分詞は「動詞+ing(現在分詞)」と「動詞+pp(過去分詞)」であり、これが主語やらなんやらで変化が受けることはありません。文字でバーっと書かれても分かりにくいかもしれないので、具体例を出して説明しますね。例えば、she plays the piano.という文では、動詞のplayは、sheという主語と、現在形という時制に影響を受けています。しかし、She is used to playing the piano in the cafe. とかIt would be easy for her to play the piano in the cafe.では、決まりきった形(playingとto play)です。

適切なカタマリで捉えて英文読解のスピードをUPしよう

ちょっと余談が長引きました。本題に戻りましょう。本題は、不定詞と分詞を同列で扱うことでしたね。何故、不定詞を分詞を同列で扱うのかというと、それは、英文を速く読むためですね。そもそも、英文を速く読むためにはスラッシュリーディングが重要じゃないですか?これまで何度もお伝えしてきましたよね。「スラッシュリーディングって、カタマリで捉えることを強いるから、必然的に語という単位ではなく、句とか節という単位で英語を捉えられるようになる」って話です。そして、スラッシュリーディングのためには、品詞の観点が大事だというお話もしましたよね。

また、品詞の観点の重要性が何に由来しているかというと、「S, V, O, C, Mのどれに振り分けられることになるか?」という観点の重要性でした。あ、「そうなのか〜、知らんかったわ〜」と感じても大丈夫です。書いている通りですので。「英文を速く読みたい→カタマリで捉えられるようにするべし→品詞の観点を大事にすべし→準動詞も品詞の観点から分類するべし」というだけの話です。なので、本当に主張したいことは「どの形が、どのような役割をするのかについて知っておこう」ということになります。

不定詞もingも名詞・形容詞・副詞の役割をすることを知る

教科書的な分類で言えば、必ずしも、上のような分類はなされません。しかし、速読を目的とするのであれば、品詞という観点から分類するのが良いと思います。

  • 準動詞
    • 不定詞(to + 動詞の原形)
      • 名詞っぽいやつ
      • 形容詞っぽいやつ
      • 副詞っぽいやつ
    • 分詞(動詞 + ing、動詞 + pp)
      • 名詞っぽいやつ(動名詞)
      • 形容詞っぽいやつ(現在分詞:I like the girl [playing the piano there]、過去分詞:I got the letter [written by my father].)
      • 副詞っぽいやつ(分詞構文:[Speaking of Bob], he’s awesome!)

こんな感じですね。このように分類すると、今まで、何となくで捉えていた不定詞と分詞も、結局は名詞・形容詞・副詞のように処理して読めば良いということが分かりますよね。こうすることでカタマリとして捉えられるようになります。言い換えると、「品詞に分類することで、S, V, O, C, Mのどれかに当てはめて英文を捉えられるようになります」ってわけですね。しかも、「名詞は基本的に連続しない」とか「形容詞は名詞を説明する」とか「副詞は名詞以外を説明する」という特徴からも、カタマリの始まりと終わりが理解できるようになります。なので、to + 動詞とか 動詞 + ingを見つけたら、上のどれに当てはまるかなぁってのを考えるようにしましょうね。

Filed Under: 英文法・語法 Tagged With: レベル, 不定詞, 動名詞, 捉える, 英文, 速読

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