こんにちは、根本です。今回は効率的にTOEICの単語を暗記するための方法をお話ししていきます。効率的に暗記をするためには、エビングハウスの忘却曲線に基づいてやっていけば良いっていうのはよく耳にするかと思います。僕も以前にエビングハウスについての記事を書かせていただきました。暗記にはそんなエビングハウスの理論も大事なんですが、実はもう1つ大事なことがあるんです。
効率的に暗記していくには何が必要?
- エビングハウスの忘却曲線に基づいて暗記する
1つ目は先ほども言いました、エビングハウスに基づく暗記ですね。これは以前お話しした内容ですので、詳しくは下記をご覧ください。
- 寝る前に暗記する(暗記したらすぐ寝る)
今回のお話のメインはこっちですね。あなたは、単語を暗記するには寝る前にしたほうがいいよって言われたことありますよね?実はその理由って、ジェンキンスとダレンバッハという2人の心理学者の実験によるものなんです。
彼らは、被験者に10個の単語を暗記させ、一方のグループは睡眠をとらせ、もう一方のグループには睡眠をさせないとするとどれくらい記憶が忘却するのかという実験をしました。すると、睡眠をしていないグループは忘却が著しいという結果になりました。(これは、記憶の逓減理論って言います。)では、なんでこんな結果になったのかというと、それは睡眠しているグループの方が干渉が少ないからっていう風に2人は判断したんですね。
つまり、起きていると何かしらの余計な情報をキャッチしてしまうので、その新しく入ってきた情報が、先に暗記しておいた単語を脳から押し出すようにして単語の記憶を消していってしまうんですね。また、精神状況によっても記憶の忘却を促進させてしまうんです。睡眠中はそのような干渉(邪魔)、新しい情報が入ってくることはありませんよね?なので、単語を効率的に暗記をしていくなら寝る前にやるべきなんですね。また、やる際も余計な情報を入れないように、単語の暗記に集中してやるっていうのが重要なんです。テレビを見たいとかスマホをいじりたいとかっていうのを考えずにやることが大切なんですね。
1番効率がいい暗記方法とは?
- 寝る1時間前に単語を暗記
- 寝る直前に1回目の復習をする
もうここまで読んでくださった方であれば分かると思いますが、1番効率的な(忘却をなるべく少なく抑える)暗記法は、上記の2つを組み合わせるというやり方ですね。これを忘れずにやっていくと、きっと大量の単語を短期間で暗記できることでしょう。ということで、これから単語を暗記していくっていう方はエビングハウスはもちろん、今回お話ししたジェンキンスとダレンバッハの記憶の逓減理論も覚えておいてください。